インフラ業界の未来を切り拓く技術!ICTとIoTがもたらす革新と、大神建設株式会社が求める未来の担い手たち  

皆さん、こんにちは。福岡県福岡市を拠点に、土木工事や外構工事を手掛けている大神建設株式会社です。


道路、橋梁、上下水道、通信網などの、現代の社会を支えるインフラの整備や維持管理は、私たちの暮らしの安全と快適さを支える基盤です。しかし今、そのインフラ業界はかつてない変革の波に直面しています。その中心にあるのが、ICT(情報通信技術)とIoT(モノのインターネット)。


今回は、これらの技術が建設業界において、インフラ整備の現場をどのように変えつつあるのか、そして未来の担い手として大神建設株式会社がどんな人材を求めているのかを紹介します。



■これまでのインフラ整備=経験と勘によるアナログの時代



かつてのインフラ整備の現場は、熟練の技術者による経験と勘頼みの世界でした。設計、測量、進捗管理、安全対策の多くも、手作業と紙ベースで行われていました。そのアナログ時代の現場は具体的にどのような姿だったのでしょうか。


・手書き図面と紙による情報共有

平行定規付きの大きな戸ラフターで描かれた設計図は、修正が発生するたびに、消しゴムで消して描き直し。現場へはA2版の大きな紙を持参して確認し、変更があれば口頭やFAXで。リアルタイムな共有は難しく、同時作業には限界がありました。


・測量作業は人の目と足

測量士がトランシット(経緯儀)やレベルを持って現場を歩き回り、距離や角度を測定。広範囲の敷地では数日かかることもあり、ヒューマンエラーのリスクを常に抱えていました。


・進捗管理と情報伝達のタイムラグ

現場報告は手書きの日報、連絡は電話やFAX。トラブル対応には時間を要し、施工判断は勘に頼る場面も少なくありませんでした。


・安全管理もアナログ方式

安全パトロールや紙の報告書で事故を防ぐ仕組みでしたが、リアルタイムでの異常検知は難しく、リスクの把握は現場経験に依存していました。


このようにアナログ時代には、人の力で築き上げた誇りがありました。しかし情報の遅延や労働負担の大きさなど、限界があったのも事実です。



■データ駆動型インフラ整備の夜明け! ICTとIoTがもたらす変革とは?



一方で、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)の導入により、インフラ整備の現場は大きく変わりつつあります。

これまで経験と勘に頼っていた作業が、「データと連携」を軸にした運用へと移行し、精度や安全性の向上が進んでいます。ICTとIoTがもたらす具体的な変化と、それによって広がる新しい働き方について見ていきましょう。


◆ICTの導入で情報共有がスピーディに

ICTは、設計から施工、維持管理までをシームレスにつなぎ、情報の流れをスムーズにする仕組みとして建設業界で急速に浸透しています。


・BIM/CIMによる3D設計の導入

BIM/CIMの導入により、従来の平面図による2D設計から、立体的な3Dモデルを用いた設計が可能になりました。立体モデル上で構造情報などを統合し、配管や構造部材などの位置関係を可視化することで、施工前に「干渉(ぶつかり)」を検出できるように。手戻りの防止や資材ロスの削減に役立っています。

大神建設でもCIMを活用し、設計変更の反映や数量算出、関係者間の情報共有を効率化しています。


・クラウドによるデータ一元管理

現場で撮影した写真や進捗データをクラウド上で即時共有する仕組みも整備されています。

離れた拠点にいる担当者同士でも同じ情報をリアルタイムで確認でき、判断のスピードと精度が高まりました。

紙の図面やFAXによるやり取りに比べ、更新ミスや伝達漏れのリスクも大幅に減少しています。


このようにICTの導入は、現場作業だけでなく、チーム全体の連携力を高める基盤として定着しつつあります。


◆IoTによる現場の「見える化」と安全性の向上

IoT技術は、センサーや通信ネットワークを活用して、現場の状況をリアルタイムで把握できるようにする仕組みです。

重機、作業員、環境データなどを常に計測・分析することで、安全で効率的な施工が可能になりました。


・ICT建機とGNSSによる高精度施工

重機や測量機器にはGNSS(衛星測位システム)が搭載され、オペレーターはモニター上の設計線形を見ながら正確な施工を行うことができます。

これにより、測量作業の手間が大幅に削減され、誰が操作しても安定した精度で施工が進められるようになりました。

結果として、現場全体の生産性が向上し、ヒューマンエラーの減少にもつながっています。


・センサーによる品質・安全監視

現場のコンクリート温度や振動、湿度、地盤の動きをセンサーで常時計測し、異常が発生すれば即時に通知される仕組みを導入しています。

これにより、品質不良や事故を未然に防ぎ、作業員の安全を守る体制が強化されています。


ICTとIoTが連携することで、現場の「見える化」が進み、判断のスピード・正確性・安全性のすべてが高まっています。


・仕事のスタイルも変化 かつての重労働から分析・判断型へ

ICTやIoTの導入は、現場の働き方そのものにも変化をもたらしました。

これまで測量や掘削、資材の運搬など、体力を要する作業が中心だった現場が、今ではデータをもとに工程を設計・管理する「分析・判断型」へと進化しています。


ドローンによる測量や点検では、広範囲のデータを短時間で取得できるようになり、現場の状況をより正確に把握できるようになりました。BIM/CIMモデルを用いることで、構造物の出来形や干渉を事前に確認し、設計段階から施工精度を高めることができます。

現場ではICT建機のモニターを確認しながら正確に作業を進められるため、仕上がりのばらつきが少なく、手戻りや資材ロスの削減にもつながります。


こうしたデジタル化の波は、危険な高所作業や単調な作業をロボットや遠隔操作に置き換える動きにもつながり、人は判断や調整といった付加価値が高い業務に集中できるようになっています。AIに仕事を奪われる……ということは決してありません。むしろAIやデジタル技術は、人の判断を支え、より安全で精度の高い現場づくりを後押ししています。


BIM/CIMモデルやIoTシステムを構築・運用するシステム管理の領域も広がり、施工技能者や施工管理技術者が、現場を支えるエンジニアとしての役割を担うようになっています。


そしてこれらの取り組みにより、肉体的な負担は確実に軽くなったのも大きなポイント。また作業効率が上がることで、労働時間の短縮にもつながっています。経験と勘にデジタルの知見を重ねることで、無理のない持続的な働き方が可能になり、若手にとっても挑戦しやすく、長く活躍できる環境が整いつつあります。



■大神建設株式会社が求める未来の担い手たちへ「好奇心」と「探求心」が未来を創る



長年にわたりインフラ整備に携わってきた大神建設株式会社は、ICT・IoTを積極的に取り入れ、「現場の職人技」×「先端技術」の融合を進めることで、インフラ整備のあり方を進化させています。そしてこうした挑戦には、固定概念にとらわれない柔軟な発想と、新しいことに挑む熱意を持った人材が欠かせません。


こうした取り組みを支えているのが土木施工管理技術者です。工程や品質、安全を統括しながら、ICT建機やBIM/CIMを活用して現場全体を最適化する。これにより、無駄のない作業手順が生まれ、事故や手戻りを防ぎ、工事品質を高めています。

効率よく作業できる施工管理体制の存在は、現場だけでなく、会社全体の信頼性を高め、次の受注や地域からの評価にも直結します。


大神建設は、こうした次世代の現場を共に築く仲間を求めています。


「人々の生活を守る仕事に関わりたい」

「ICTやIoTを使って社会をより良くしたい」

「手に職をつけて、長く働ける仕事がしたい」


そんな想いをお持ちの方は、ぜひ大神建設の門を叩いてみてください。

学歴・経験は問いません。文系出身でも大歓迎。必要なのは、「やってみたい」「技術を身につけたい」という前向きな気持ちです。資格取得支援制度や研修プログラムを整え、未経験からでも着実に成長できる環境を用意していますので、やる気のある人の挑戦を応援します!


また企業文化として若手の意見を尊重しており、ミーティングでも自由に意見を交わせます。さまざまな面で風通しが良いので、現場改善や新技術の導入に自分の提案が採用されるチャンスもあります。


現場で培った知恵と、新しい技術を結び合わせながら、社会を支える仕事を一緒に始めませんか。大神建設は、あなたの好奇心と探求心を歓迎します。


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