皆さん、こんにちは。福岡県福岡市を拠点に土木工事や外構工事をメインに手掛けている大神建設です。弊社では、一般土木工事、大型商業施設、空港の滑走路など大きな現場での作業を多く行っております。
さて本日は、施工管理の職場環境について説明いたします。いろいろと厳しい労働条件があると思われがちな施工管理の職場環境ですが、それは会社次第です。それぞれの会社で働きやすいところもあれば、働きにくいところもあります。
今回は、そんな施工管理の離職率や辞める理由を見ながら、働きやすい会社としての大神建設をご紹介しましょう。
■施工管理って離職率が高い?
建設業というときつい仕事だと思われていたようですが、近年は、残業や休日などの労働環境の改善も行われつつあります。労働者が快適に働けるように各会社でも環境整備に努めているのです。
ただ、そのような中にあっても、ブラックと呼ばれるような過酷な労働環境が存在することは確かです。
では、施工管理の離職率はどうなっているでしょうか。確認してみましょう。
・実は他業種と変わらない!
厚生労働省の「令和2年度雇用動向調査」によると、令和2年の1年間における「建設業」の入職者数は277万1,000人で、前年度から比べて25万人増加しています。一方、離職者数は261万9,000人で、前年度から比べて11万1,000人増加。
それぞれの割合を見てみると、入職率は10%、離職率は9.5%です。この数値は、他の業種と比較してみても、高い数字とは言えません。つまり、なり手が多くないので、離職する人自体も増えないということです。
・入職率が低いのが現状
建設業界の入職率は低いのが現状です。下から数えると、3番目程度です。
ちなみに離職率の高い業界の入職率を挙げてみましょう。「宿泊業、飲食サービス業」33.5%、「生活関連サービス業、娯楽業」21.4%となっています。
人の出入りが激しい、つまり入職する人が多く、離職する人も多いという業界があります。それに対して、建設業は辞める人が少ないのですが、入ってくる人も少ないです。結果として、人手不足や高齢化が大きな課題となっています。
■施工管理を辞めたくなる理由で多いのは?
続いて、施工管理の職場の状況を確認してみましょう。
施工管理の職場を辞めたいという人が出ることがあります。なぜでしょうか。理由を分析してみましょう。
・残業が多い
施工管理の仕事を辞めたくなる理由で多いのは残業が多いことです。平均月残業時間は30時間ともいい、作業員の大きな負担にもなります。
施工管理の仕事に残業が多い理由ですが、工期との関係があります。各工事現場には工期があり、その工期までに施工を終わらせなければいけません。
その間には、現場の管理・調節、職人さんへの指示などを出しますが、工期が遅れるようなことがあればクライアントからの信頼を失うことになります。
そのため、なんとしてでも工期に間に合わすべく頑張る必要があります。そうなれば、残業も多くなり、お休みも減ることにもなるので、体力的にも精神的にもきついです。
この辺の理由から、施工管理の仕事を辞めたくなる人が出てくるのです。
・体力的な負担が多い
施工管理の仕事は建設現場で行います。ということは、屋外での作業が中心になるので、冷暖房は効いていません。夏は暑く、冬は寒い環境で作業をすることになります。
粉塵や騒音の多い現場では目や耳に影響が出ることもあります。
仕事内容も工程管理・品質管理・原価管理・安全管理などのほか、書類の作成や関係各所との打ち合わせなど多岐にわたり、量も多いです。
このように何かと体力的な負担になりやすい施工管理の仕事ですから、重荷に感じて、辞めたくなる人も出てくるのです。
・人間関係に苦労する
施工管理の仕事をしていく過程で、多くの人と関わりますが、その人たちとの人間関係で悩み、辞めていく人もいます。
施工管理者が接するのは職場の上司や現場の職人さん、施主など。その人たちとスムーズにコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくのですが、それがうまくいかず、悩みを抱えることもあるのです。その悩みに耐えきれなくなって、辞めてしまう人もいます。
・待遇が見合わないと感じる
体力的にも負担になり、残業も多い施工管理の仕事では、その労働量に見合う待遇を受けたいものですが、この点に不満を持ち辞めていく人もいます。
施工管理職の平均給与については低くないともいわれます。けれども、労働量に合う待遇が受けられなければ、続ける気持ちも失せてしまうでしょう。
・仕事内容とのギャップ
施工管理の仕事を始めてみて、あらかじめ考えていたこととギャップを感じる人がいます。
施工管理でどのような仕事をするのかは説明もあるので想定はしているでしょうが、いざ直面してみると、違っていたということもあり得るのです。
すでに説明した残業の多さや体力的なきつさのほか、業務中の危険もあるでしょうし、突発的な対応を求められる事態もあります。
人手不足による仕事量の増大という問題もあります。
このように当初の見込みと実際の仕事内容にギャップが感じられたために辞めていく人もいます。
■大神建設では働きやすさを追及!
施工管理の離職率は、他の職種とあまり変わらないと述べましたが、建設業の現状を見ると、高卒、大卒ともに主要産業平均の離職率(3年以内に辞めている人が対象)を上回っています。その中でも特に際立っているのが高卒です。
2015年度の高卒の離職率は、全体の平均が39.3%でしたが、建設業では46.7%でした。かなり高い水準です。
精神的にも肉体的にもきつい要素を伴うのが建設業。新しく入ってくる若手自体は増えているので、会社側がいかに労働環境を改善し、人材をとどめるような努力をするかが課題になっています。
そのような中にあって、大神建設では次のような取り組みを行っています。
・DX化の推進
大神建設では、DX化を推進しています。ICT施工も導入し、生産性向上や業務効率化を実現しています。そのため、業務が大幅に効率化し、平均残業時間が6時間まで削減できました。
・代表と従業員での直接のやりとりの時間を
大神建設では、代表と従業員の間で直接やりとりできる時間を設けています。
これで、代表は従業員スタッフのことを知ることができ、今後のキャリアアップに向けたサポート対策を考えることができます。会社全体として必要なことに気づける機会にもなっています。
・経験を生かせる現場に優先的に
会社にとっても、スタッフが存分に力を発揮してもらうことはとても重要なことです。
そこで大神建設では、スタッフには経験したことのある工事内容の現場に向かってもらい、即戦力として経験を生かしてもらうこともしばしばあります。
・負担が大きすぎない現場を
大神建設では、同じ現場で働くメンバーがスムーズに動けるよう、スキルや得意なことなどを考慮し、人員配置を決めます。一人あたりの負担が大きくなりすぎないように配慮は欠かしません。
工事を無事円滑に進めるためにも、スタッフ同士がストレスにならないような現場環境構築に努めています。
■施工管理を辞めるのはもったいない!
作業員が施工管理の仕事を辞める理由を紹介しましたが、恵まれた職場に勤められれば、辞めるのがもったいないと感じられるようになるでしょう。それはなぜなのか、理由を説明します。
・施工管理は重宝する
建設業界は現在人手不足の状況にあり、就職する人・転職する人が少ないため、需要がますます高まっています。施工管理者についても事情は同じです。
熟練の施工管理者は特に不足しているので、資格とスキルさえ持っていれば、好待遇で迎えられるようになります。条件がいい状態で働けますから、辞めるのはもったいないです。
・大神建設でもスタッフの働きやすさ重視
大神建設でも、スタッフが働きやすい環境を作るように努めています。
DX化の推進はもちろん、一人ひとりのスタッフを正確に評価する制度も導入。資格取得支援制度も整えています。福利厚生はスタッフはもとより、家族までも配慮した内容になっています。
弊社の働き方について各方面から、高い評価も得ています。それだけに、大神建設で働いて、辞めるのはもったいないでしょう。
そんな大神建設では、現在土木工事・外構工事の技能者や施工管理として、一緒に働いていただける方を募集しております。弊社は現状に満足せず、常に時代に合わせた柔軟な取り組みを心掛けている会社です。
新しいアイデアやチャレンジも歓迎し、若手社員の意見も重視します。会社の方向性や決定事項に関しても、全社員発言しやすい環境となっています。
募集にあたって、学歴や経験は不問です。どなたでも大歓迎!土木工事に関心のある方、建設DXを推進している会社で働いてみたい方、興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
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