皆さん、こんにちは。福岡県福岡市を拠点に、土木工事や外構工事を手掛けている大神建設株式会社です。
土木工事の仕事に就きたいと考えている方の中には、年収がどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、土木工事の現場で重機を操作する重機オペレーターの年収を詳しく解説します。月収や初任給の解説に加え、年収の上げ方もご紹介しますので、土木工事の仕事に興味がある方は参考にしてみてください。
■重機オペレーターの平均年収は?
重機オペレーターが扱う重機の種類は、フォークリフト・油圧ショベル・クレーン車・ブルドーザー・高所作業車・ロードローラーなど多岐にわたり、操作方法や作業内容などは重機によって異なります。重機を操作するには高い専門知識が求められるうえ、危険も伴うため、重機オペレーターの給与は一般的な土木作業員(施工技能者)よりも高いと言われています。
重機オペレーターの年収を平均すると、350万円から450万円前後となっています。ただし、年収は個々の事情によって大きく異なるため、この数値はあくまでも参考としてお考えいただくと良いでしょう。
■重機オペレーターの年収を左右する要素とは
重機オペレーターの年収は、さまざまな要素で大きく変わってきます。年収を左右する主な要素は、以下の2つです。
・オペレーターが持つ資格や技術
重機オペレーターの仕事をするのに、「重機オペレーター」という名称の資格は存在しません。必要な資格は、扱う重機によって異なるため、重機ごとに定められた資格を取得しなくてはいけません。
重機を公道で運転するには、重機の大きさにあった運転免許が必要です。これに加え、現場でフォークリフトを操作するには、国家資格であるフォークリフト運転技術者の資格が必要です。油圧ショベルを使った作業には、「車両系建設機械運転技能講習」の受講後に修了試験に合格するか、または「小型車両系建設機械の運転業務に関する特別教育」の受講が必要です。無免許無資格で重機を操作した場合、会社とオペレーター本人のそれぞれに罰則が科せられます。
資格だけでなく、オペレーター本人が持つ技術力も、年収を大きく左右する要素です。重機を使う仕事の中で、細かい作業をこなせるオペレーターは、難易度の高い仕事を請け負うことができ需要が高くなります。そのため、給与や手当も高くなるのです。反対に、難易度の低い仕事が多くなると、給与は必然的に下がってしまいます。
オペレーターが高い技術を持つと、月に150万円前後稼げる場合もあります。技術を高めておくことで仕事の幅が広がり、引く手あまたの人材になれるでしょう。
・都心部と郊外における給与水準や仕事量の違い
建設業界だけでなく、大半の業界に言えることですが、都市部と郊外では給与水準や仕事量が異なるため、年収の差にも大きく関わってきます。
求人ボックスのデータによると、重機オペレーターの年収を地域別に比較すると、関東地方が最も平均年収が高く、そのうち埼玉県が502万円と最も高い水準を示しています。一方で、平均年収が最も低いのは北海道・東北地方であり、そのうち秋田県の321万円が最も低い水準です。埼玉県と秋田県の差は181万円にのぼり、給与水準の地域差を浮き彫りにした数値と言えます。
また、都心部と郊外では仕事量も異なり、都心部の方が大規模工事が多数施工されています。現場を担当し仕事量が増えれば、必然的に給与も高くなります。もちろん、公共工事を多く請け負っている郊外の会社であれば、都心部並みの仕事量を確保できるケースもあるでしょう。この場合、重機オペレーターとしての仕事も増え、給与アップを目指せます。
■重機オペレーターの手取りの平均月収とボーナス
重機オペレーターの平均年収が350万円から450万円前後だとご紹介しましたが、月収に換算すると20万円から35万円ほどになります。
例えば、年収が350万円(ボーナス1か月分)と仮定した場合、月収(総支給額)はおよそ26万円です。この金額から、健康保険料・雇用保険料などの社会保険料や所得税・住民税などを控除した手取り金額は、独身の方では月に21万円から22万円ほどとなります。
ご家族がいらっしゃる方は、福利厚生として配偶者手当・家族手当・家賃補助などの制度を設けている会社もあります。手当については、入社前に確認しておくようにしましょう。
・重機オペレーターの初任給
重機の仕事の経験がなく、重機の免許もない未経験者が入社した場合、最初は見習いとして先輩社員の補佐業務を担当することが一般的です。この場合の初任給は19万円から23万円前後が多く、年収に換算すると250万円から300万円程度となります。この初任給の額は、他の業種とほぼ変わりません。また、重機オペレーターの給与を日給で換算している会社であれば、初任給クラスの日給は6,000円から8,000円程度が多くなっています。
会社によっては、月給制や日給制だけでなく、日給月給制を採用している場合もあり、働いた日数で給与が上下することも多いです。
建設業界の中には、見習い期間は契約社員やアルバイトなどの非正規雇用として働く場合もあり、期間中は正社員よりも給与が低くなります。特に、扶養家族の方がいる場合、見習い期間中の待遇や具体的な見習い期間などについても、入社前に確認が必要です。
■重機オペレーターの年収の上げ方
重機オペレーターが年収を上げるには、どのような方法が効果的なのでしょうか。ここでは、誰もがチャレンジできる方法を2つご紹介します。
・資格を取得する
ひとつめは、免許や資格をできるだけ多く取得し、操縦できる重機を増やす方法です。「重機オペレーターの年収を左右する要素とは」の項でご紹介したように、重機の運転には重機ごとに定められた資格が必要であり、年収を上げるには資格取得が必要不可欠です。
運転免許は、普通車だけでなく大型自動車の免許を取得しておくと、運転できる車や重機の幅が広がります。また、同じ重機であっても、荷重によって必要な免許や受ける教育が異なる場合もあるため、現場に合った資格を取得することが必要です。
特にクレーン車は、種類や吊り上げ荷重によって必要な資格が異なります。クレーン車には、移動式・小型移動式・床上操作式などがあり、それぞれ条件が定められています。
資格を取得すると、仕事の幅が広がるだけでなく、給与や待遇などのアップも期待できます。年収を上げるのに、資格取得は必要不可欠な方法と言えるでしょう。
・経験を積む
重機オペレーターの仕事は、経験を積みスキルが向上すると年収も上がります。さらに経験を重ねることで、現場監督や施工管理として現場をまとめたり、他社との交渉などを担ったりできるようになります。役職に就くと大きな仕事を任されるようになり、給与や待遇のアップだけでなくやりがいも大きくなるのです。
重機オペレーターとして得た専門的な知識は、一生を通じて活用できます。建設業界の人手不足や高齢化などの問題から、重機オペレーターの需要が高まっており、手に職をつけて長く働きたい方にぴったりです。
大神建設では、重機オペレーターとして働く社員を募集中です。当社には、元請けからの評価が高い一流の重機オペレーターが複数名在籍しております。その腕前は九州で一・二を争うほど高く、現場では「神業」と称されることもあるそうです。
また、当社では経験が浅い状態で入社しても、そういったベテランオペレーターから技術を学べる環境が整っています。また、資格取得の支援や、キャリアアップの機会も豊富に用意しておりますので、ぜひ高い目標を持ってチャレンジしていただきたいと考えております。
当社では、重機オペレーターでの国家資格「1級建設機械施工技士」「2級建設機械施工技士」の取得支援を積極的に実施しています。1級・2級建設機械施工技士の資格取得は、建設業界で働く人にとってキャリアアップや給与・待遇の向上、仕事の幅の拡大など、さまざまなメリットがあります。
重機オペレーターとしてさらに上を目指すためにも、ぜひ積極的に資格取得に挑戦してください。もちろん、建設機械施工技士の有資格者に対しては資格手当の支給も行っております。
スキルを的確に評価する社風も当社の強みです。頑張った分がそのままお給料に反映される職場なので、高いモチベーションを維持しながら働き続けられます。重機オペレーターとして稼いでいきたいとお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。