女性の施工管理はきつくて大変?建設業界の現場で働くキツさの実態とメリットを解説

こんにちは、大神建設株式会社です、弊社は福岡市を中心に福岡県全域で土木工事や外構工事に携わっています。大規模工事に関わることも多く、責任感を持って工事を行っています。


さて、本日は建設工事で行われる施工管理が女性にはきつくて大変なのかというテーマを考えてみます。実際のところはどうなのでしょうか。建設工事そのもののきつさと比べて、同じようにきついのか検証してみましょう。


ただ、女性が施工管理で働くメリットもあリます。きついかもしれないけれど、いろいろといいこともあるので、ぜひ注目してほしい仕事です。




■施工管理の仕事は女性にはきつい?女性も出来る?



まず、施工管理の仕事が女性にはきついのか、女性でもできるのかを見てみましょう。


建設現場の仕事というと、体力を要することから男性向きだと思われやすいです。たしかに力仕事が多く、筋力が発達した男性の方が取り組みやすくなっています。


しかし、施工管理の仕事は現場で肉体労働することではありません。主な業務は現場の管理。具体的には、工程管理・原価管理・品質管理・安全管理などの業務です。さらに詳しく説明すると、建機や資材を確保、現場作業員の人数確認、発注者との打ち合わせ、現場作業員への指導などが業務になっています。そして、これらの業務に力仕事は含まれません。


体を動かすことは多くなりますが、きつい作業となることは少なく、女性でも十分こなせるでしょう。


実際の調査結果でも、女性が建設現場の施工管理に携わっている率が高まっています。国土交通省の令和2年の調査によると、建設業の技術職に携わる女性が31.4%も増加※。技術職とは、工事の設計・積算、現場施工の管理・監督、研究、技術系営業(技術職特有のノウハウを活かして行う営業)のことです。


※参照元:国土交通省 令和2年建設業活動実態調査の結果


今後は施工管理の仕事をする女性がさらに増えていくかもしれません。




■女性が施工管理になる際に感じるキツさと課題



女性でも施工管理の仕事ができることはお分かりになったでしょうが、全くきつさがないというわけではありません。いくつかの課題もあるので、以下で考えてみましょう。



・体力がなくてきつい

施工管理の仕事そのものは大きな体力を使うものではないのですが、労働環境がきつくなる場合があります。状況にもよりますが、長時間労働・休日出勤・時間外労働などもよく発生します。


そのため、体力を消耗し、健康に響くこともあるでしょう。男性でもきついと感じることがあります。


最近は様々な規制により労働時間についても制限が設けられるようになっていますが、それでも繁忙期に非常に忙しくなりやすいのが建設現場。長い時間働くことになれば、体も疲れますね。



・女性向けの設備が整っていない

女性が建設現場で働くときに困るのが女性向けの設備が整っていないことです。トイレについても簡易的に設置がされていても、女性が気持ちよく使えるような配慮がなされていませんでした。女性専用の更衣室が用意されていないケースもあります。


ただ、最近は建設現場で働く女性の数が増えているので、状況は改善されつつあります。国土交通省でも快適なトイレの設置を義務づけているので、女性でも使いやすいものが設置されるようになりました。更衣室も女性専用を設ける企業が多くなっています。




■女性が施工管理に就くメリット



様々な不利な点がある女性の施工管理ですが、メリットもあります。むしろ最近はメリットの方が大きな意味を持つようになっているので、施工管理を目指す女性も増えました。次のようなメリットを見てください。


● 資格がなくても挑戦できる

● 結婚・出産後も職場に復帰しやすい

● 女性特有のスキルを活かせる


それぞれのメリットの内容を確認してみましょう。



・資格がなくても挑戦できる

施工管理の仕事は資格がなくてもできます。資格がなくても経験を積んでいけば、次第に大規模建設物の施工管理を任されるようになります。


これは大きなメリットで、資格取得のための時間が取れない方でも大きな役割を演じることができるのです。問われるのは管理能力と責任感です。


ただ、資格はあった方がいいことは確か。建設現場では、施工管理技士2級以上の資格を取得した人を置かなければいけないので、各企業でも資格取得を奨励しています。


さらに施工管理技士1級ともなれば、重い責任を担うようになり、年収もアップします。


資格なしでできる施工管理は女性にとっても取り組みやすい仕事ですが、将来のことを考えると、資格を取得しておく方がいいでしょう。



・結婚・出産後も職場に復帰しやすい

施工管理の仕事は、女性が結婚や出産をした後でも復帰しやすくなっています。


女性は結婚・出産などにより、キャリアにすきまが生じることがあります。その後職場に復帰しても、以前のような仕事がなく、戸惑い、思うような活動ができないこともあるでしょう。


その点、施工管理の仕事は基本的な業務内容は変わらないので、出産などのブランクがあっても違和感なく仕事を続けられます。需要も高い分野なので、産休の後でも仕事はあるものです。


さらに資格を取得した施工管理技士なら、出産後も仕事は入りやすいので、キャリアアップも進みやすくなるでしょう。



・女性特有のスキルを活かせる

女性特有のスキルを活かしやすいのも施工管理の仕事。女性は細かな点にも気づきやすく、男性が見逃しがちな危険箇所のチェックなどもできます。現場でも作業員にきめ細やかな配慮ができるでしょう。


女性はコミュニケーションを取るのも上手。優しい言葉遣いでスタッフや関係者と親しい関係を築きやすいです。


女性の現場訪問者があったときは、同性ということもあり話も進めやすいでしょうし、相手に寄り添った提案もできるでしょう。




■まとめ


今回は、施工管理の仕事が女性にきついのかというテーマでお送りしました。


結論は、きつくないとはいえませんが、建設現場の作業員ほど体力は使わないということです。女性でも取り組みやすい仕事になっています。


施工管理では事務作業だけでなく、現場の作業を直接見る機会を得られ、新たな経験もできます。他の女性に比べても貴重な機会を得られる立場にあり、職務能力の向上も図れるでしょう。


その結果、キャリアチャンスも広がり、やりがいのある仕事に出会う可能性も高まります。


弊社、大神建設株式会社では、新たな従業員を募集しています。弊社の労働環境は整っていて、従業員も働きやすくなっています。手当などの福利厚生も充実。従業員はもちろん、その家族にまで支給する手当もあります。残業は月6時間未満と、従業員の体に負担はかけませんからとても働きやすいです。未経験でも問題ありません。1から丁寧に指導するので、スキルはしっかり身につき、将来のキャリアアップにもつながるでしょう。評価制度も明確に設け、稼ぐことと働きやすさの両方が手に入る職場になっています。


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